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一条工務店~海外事業展開と海外駐在の仕事の魅力について

一条工務店~海外事業展開と海外駐在の仕事の魅力について

木造住宅売り上げNo.1・全住宅メーカー中売り上げNo.2の一条工務店、そのアメリカ支社であるICHIJO USAでご活躍の秋山大樹様にお話をお伺いしました。

海外駐在のお仕事、会社について、また、アメリカでのチャレンジや、関わっているプロジェクトについても、熱く語っていただきました。
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●海外での業務(事業内容)について
 一条工務店は、各種建材・住宅部材の内製化により、住宅の性能や付加価値、価格競争力を高めるため、住宅メーカーとして初めて本格的に海外生産拠点を構えました。シンガポールでは世界各国の取引先を相手に資材調達や物流管理、経理・財務等の管理業務を、フィリピンでは年間12,000棟を超える住宅の生産・品質管理や商品開発を行っています。「より良い住宅」を作りたいという強い想いによって設計、開発された一条工務店の住宅は日本でトップクラスの高気密高断熱性能を誇ります。世界基準の高性能住宅を海外に広めてゆくため、現在木造住宅の本場であるアメリカ北西部を中心に建売住宅の販売事業を展開しています。海外での大規模なサプライチェーンがあるからこそ、一条工務店は「より良い住宅」を提供したいという自社の想いにこだわった事業展開が実現できるのです。

●現在アメリカで担当されている業務についてお聞かせください。
 2009年に設立されたICHIJO USAは来年で10周年を迎えますが、これまで省エネ意識の高い設計や現代的なデザインが評価されて順調に成長を続けてきました。私が赴任した2016年からは、住宅の断熱・気密性能や施工精度をより一層高めて、他社ビルダーと大きく差をつけるために、海外生産拠点という利を最大利用した【壁パネル工法】を本格的にスタートしました。現在私はICHIJO USAシアトル本店のメインデザイナーとして、新規プロジェクト用地取得時の区画割りから、関連する行政機関等との打ち合わせや調整、建築確認申請業務まで、ほぼ全てのプロジェクトの設計担当として働いています。しかし私の仕事で特に大切なものは、現状の問題点・課題を見つけ出し・整理し・改善していく業務です。私に限らず一人一人が現状に満足しておらず、問題発見と課題改善に全員が全力で取り組んでいるからこそ、ICHIJO USAは常に前進し続けてきたのだと思います。

●事務所の雰囲気について
 全員が「よりよい住宅のため」に切磋琢磨をし続けているからこそ、上下関係に縛られることなく、誰の提案でも蔑ろにせず一緒になって真剣に意見し合える環境です。実は2019年からより広くアクセスのいい事務所に引っ越しするのですが、これまでの事務所では私は社長の大野の真横に机を並べ、気づいたことや思ったこと、やりたいことなどは随時相談していました。新オフィスに移ると気軽に社長に図面などの相談ができなくなるのが残念ですが、ようやくちょっと緊張から解放されます(笑)

●若手ややる気のある人材に仕事を任せると聞いているが、実際に感じる社風について
 若手・ベテラン関係なく、問題点を見つけ改善案を考えたその時から、その人がプロジェクト担当者です。しかし決して一人で考え込む必要はなく、それぞれの得意分野を生かしてチームとして同じ目標を目指しています。もちろん責任は重くなりますが、なによりやりがいと達成感が大きく、それがまた次の改善へのモチベーションになります。

●海外での仕事の難しさ、またそれをどのように乗り越えたかについて
 現地のライフスタイルと一条工務店の想いをいかに融合するか、というのが海外で仕事をする上で最も難しいことだと思います。これは現地の方の仕事をするにしても、間取りや外観を描くにしても同じことなのですが、「一条工務店はこれがしたい、これが日本品質の住宅だから」と頑ななだけでは協力的な関係で仕事はできませんし、そのような住宅は受け入れられません。特にアメリカでは建売住宅の販売スタイルが基本ですので、お客様の顔が直に見えない分、アメリカで求められる住宅と、私たちが建てたい住宅とを柔軟に融合する難しさがありますが、アメリカでのライフスタイルや売れ筋などを常に研究して、一つ一つの違和感や課題を解消し続けています。

●海外駐在になったきっかけ
 日本で住宅設計士として3年間お客様の夢の家づくりをお手伝いして喜びのお声をいただく内に、一条工務店がなぜここまで暖かい家を建てることができるのか、もっと良い家を設計することはできないのかと思い、開発拠点であるフィリピンへの赴任を希望したことがきっかけでした。上司や人事部との相談をする中で、私の想いや経験はアメリカという新しいフィールドで発揮することができると思い、アメリカへの赴任に至りました。また、家族の暖かい応援が何よりも心強く背中を押してくれました。

●駐在員として海外に出るまでにどのようなキャリアを積んできたか
 一条工務店に入社後3年半、日本で住宅設計士としてお客様と頭を突き合わせてお客様の夢の家を形にする仕事をしていました。私は設計士という仕事が大好きで、お客様が今よりもっと自慢できる最高の住宅を作りたいという想いがあったので、一条工務店の商品の源流であるフィリピンで経験を積みたいと考えていました。希望の海外赴任を叶えるためにも、一級建築士を始めとした資格を積極的に取得し、設計士としてもお客様に評価されるよう精一杯努力しました。日本で積み重ねた経験と意志が、このアメリカという未知のフィールドで私を真っすぐに支えてくれています。

●仕事のやりがい
 ICHIJO USAはこれから今まで以上に成長していく時期なのですが、その第一次成長期とも言える時代に自分が先陣を切って仕事をしていると自覚でき、そうした中で自分の発想・提案が直に反映され、自分の建てる住宅がどんどん良くなっていく生の実感があります。
 海外と日本のギャップに苦しみながら、改善点を見つけては悩み・考え・進むからこそ、自分の描いた家が売れた時の感動は大きく、もっと多くの人に「もっといい住宅」を提供したいというモチベーションに繋がっていきます。

●駐在員としての日々の生活や、休日休暇の楽しみ方について
日本で仕事をしていたときと生活のスタイルやスケジュールなど、どのように変わったか
 日本ではお客様とのお打ち合わせが長引いて定時を過ぎてしまったこともありますが、こちらではお客様とのお打ち合わせはない上に、日本以上に仕事のペースは自分次第ですので、晴れの時期など定時に帰っては日暮れまで子供たちとよく庭のトランポリンで遊んでいます(笑)現在妻が3人目を妊娠しているので、休日はあまり遠出をせずアウトレットやモールなどに買い物に行ったり、パパ友に誘われて一緒に遊びに行ったりしています。日本にいた時も似たような生活ではありましたが、海外で生活をしていると日本人同士の繋がりが強く感じられますし、お互い助け合うことも増えたように思いますね。

●今後のアメリカでの業務展開について
 まずは数年以内に、ICHIJO USA本社のあるワシントン州でもトップクラスとなる300~500棟の着工を目指し、その後各州に展開・拡大することで、年間1,000~2,000棟の盤石な販売体制を構築します。
 『よりよい住宅をより多くの人に提供する』という信念を胸に、一条工務店の匠の技術と現地のライフスタイルが融合した、世界トップクラスの高気密・高断熱住宅メーカーとしての【ICHIJO】ブランドの世界進出を今後より一層進めていきます。

●留学生に期待すること
 私が皆さんに期待するのは、語学力ではありません。色々な状況の中で「留学」という道を選び、未知の世界に飛び込み、そして大海原を見事泳ぎ切った、その素晴らしい【決断力】【行動力】そして【馬力】こそ、あなたたち留学生の一番の魅力だと私は思います。
 語学力は皆さんの強力な武器ですが、一条工務店では英語が話せるだけでは海外に行けません。なぜ一条工務店はそんなにも断熱性・気密性といった住宅の性能にこだわるのか、なぜ一条工務店は自力で一から海外に進出しているのか、なぜ一条工務店は『お客様よりお客様の家づくりに熱心であろう』と想い続けているのか。あなたが、そういった一条工務店の信念に共感し、世界中に世界最高の性能を持った一条工務店の住宅を建てたい!と思える人であるなら、きっと一条工務店と一緒に成長し活躍できると思います。

●就職活動を行う学生に一言メッセージ
 皆さんの前には無数に道があり、可能性があるのに、就活期間はあまりにも短いです。悩み苦しむ時間もないほどですが、だからこそぜひきちんと自分を振り返ってみてください。
今までどのようなことに喜びを感じ、やりがいを見つけ、頑張ってきたのか。自分はこの会社で喜びややりがいを見つけ、頑張っていけるのか。10年後20年後、自分も会社も真っすぐ立っていられるのか。好きな事、得意な事ばかりが仕事ではありませんが、自分が成長し活躍する未来を探してみてください。

 一条工務店と一緒に、世界最高のあたたかい住宅を世界中に拡げていきましょう!


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