帰国直前カウンセリングVol.2を振り返って
帰国GO.comの鈴木です。
今回は先日実施しました「帰国直前カウンセリングVol.2」より皆さんから質問の多かった内容をまとめてみました。
今回参加下さった皆さんは、正規留学生の方の割合が多かったのですが、修士の方や、交換留学生の方の参加もありました。今回は資格取得や公務員試験、OPTに関する質問がありましたので、その点を今回は取り上げてみました。
【お悩みテーマ：就職活動と資格、公務員試験、OPT】
（学生さん）実は就職活動と並行し、教員試験の受験を予定していますが、試験のことを正直に企業へ伝えるべきでしょうか？
（鈴木）最近の景気の悪さを反映し資格試験や公務員試験を行なう日本国内大生の方の割合は増加傾向にあります。留学生の皆さんの中にも、資格試験や公務員試験の勉強を行ないつつ就職活動を行う予定の方もいらっしゃると思います。私自身も大学生の時はWスクールをし公務員試験の勉強をしながら、就職活動も行っていました。
一番大事なことは、内定と合格の両方を獲得した際に、どちらを選択するかの優先順位をつけておいて下さい。そして、二番目に大事なことは、就職活動をする際は必ず志望する企業で「内定をもらう！」という気持ちでエントリーシートを作成し、面接に臨んで下さい。心の中に少しでも「内定もらってもどうせ行かないし」という気持ちがあれば、それは必ず人事の方に見抜かれます。公務員試験や資格試験について企業の方を前にして、自ら公言する必要はありません。もし試験について質問されることがあれば、なぜ受験するのか等について正直に話せばよいです。
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（学生さん）日本で就職活動を行う際に取得しておくとよいアメリカで取得できる資格はありますか？
（鈴木）ご自身が興味ある仕事に直結する資格や、ご自身が興味ある資格であれば是非挑戦してもらいたいと思います。しかし、履歴書に箔が付くからという理由だけであれば資格取得にかける時間を学業に当てたり、ご自身が興味あることに使って下さい。資格試験の勉強は社会人になってからもできますが、大学での勉強は今しかできないことを忘れないで下さい。
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（学生さん）OPTの経験は、日本で就職活動を行う際に重視されますか？
（鈴木）OPTに関する質問はよく受けます。OPTに対する評価は企業によって異なります。ご自身が希望する職種に直結する職種であれば、ESや面接の際のアピールポイントになると思います。しかし、もし就職活動の時期に重なるOPTであれば、以前もお話したことがありますが、応募条件で卒業年月を指定している企業もあるため、まずは就職活動を行い、卒業後から入社までの時間を利用してOPTを利用するほうが日本での就職活動の選択の幅が広がります。アメリカで就労を行なう際であればインターンシップやOPTの経験は重視されますが、新入社員研修が充実している日本企業の場合、アメリカほど重視されない場合も多いです。もちろんOPTは皆さんにとって有意義な経験になると思いますので、機会が合えば是非挑戦して欲しいと思いますが、日本での就職活動とOPTを行なう時期についてよく考えてから行動に移して欲しいです。
前回、今回と就職カウンセリングを実施し、留学生の皆さんの就職活動に対する「不安」の大きさを感じました。
何度も言っていますが、この「不安」はきちんと準備をすることで消えます。就職活動で成功する学生さんは、準備をしっかり行い、軸をしっかり持つ学生さんです。逆になかなか成功しない学生さんは、準備不足のために、ご自身の軸がなかったり、ぶれたりしている学生さんです。就職活動を終了した学生さんから、よく「こんなに自分自身と向かい合うとは思っていませんでした。」と聞きます。就職活動は過去の自分、今の自分、そして将来の自分について考える大事な時間です。自分自身にしっかり向き合い、確固たる軸を持ち、そして自信を持って就職活動に臨んで欲しいと思います。
帰国GO.comではそのお手伝いを行なっていますので、何かあれば、いつでもお問い合わせ下さい。
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