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GCP通信2月号 『就職活動の基本 -企業選びについて-』

こんにちは。帰国GO.com川端です。
最近学生の皆さんとお話をしていると、
企業選びや業界選び、どのようにしたら良いのかというご質問を頂きます。

今回は、これから本格化する就職活動に向け、
基本のテーマ 企業選びについてお伝えいたします。

留学生の多くは
①英語の使える仕事につきたい
②海外勤務をしたい
③海外と交流のある仕事につきたい
④できればアメリカで仕事をしたい
と思っています。

まず、④についてですが、アメリカでの就職を目指して就職活動を行っている学生の方も少なくありません。
しかしながら、その障壁となる大きなものは「労働ビザ」の問題です。現在、外国人労働者がアメリカで働くことは、簡単なことではありません。 アメリカでの労働に必要なビザではH-1Bビザが一般的ですが、このビザの取得には、取得をサポートしてくれる企業、 すなわち雇用を確約してくれる企業が必要です。ビザをサポートする必要のないアメリカ人でもエントリー・レベルの就職は簡単ではないこの国で、ビザをサポートしてまでもエントリー・レベルの留学生を採用したいという 企業を見つけることは非常に困難だと言えるでしょう。

しかし、ビジネスのグローバル化が進む昨今、日本企業に就職をしても海外と関わる仕事や英語を使う機会のある仕事も少なくありません。日本企業でも留学経験を活かした仕事に就くことは可能だといえるでしょう。
①の「英語を使える企業」ですが、英語にこだわりすぎて、企業選びの幅が狭くならないように気をつけましょう。外資系など社内公用語として職場で英語が必要な企業もありますが、「英語はあくまでビジネスの1つツール」という気持ちで「英語を使ってなにをしたいか」に焦点を合わせましょう。(ファイナンスか、マーケティングか、営業かなど)

海外との取引のある会社であれば英語力を生かした活躍が可能ですので扱っている商品や取引先、海外拠点、海外でのシェアなどをポイントに企業を分析してみるとよいでしょう。グローバル化が進む現在、様々な業種、職種で英語を使える人材、海外で活躍してくれる人材を必要としています。
ただし、企業の規模によってはすぐに希望の部署に配置されるかどうかはわかりません。海外勤務などはある程度の経験を積んでからという企業の方がむしろ普通でしょう。長期的な視点で自分のキャリアを考えて見ることも必要です。

留学生の場合には、語学力を活かすことにこだわったり、語学力をアピールしがちですが、選考の基準は語学力ではなく、むしろ留学経験を通して得たことを会社にどう活かせるかを見ています。語学力を磨き、TOEICやTOEFLなどを受験してその点数をアピールすることも大事ですが、自分の留学をしっかりを振り返り、その中で何を自分が得たか、強み、スキルが身についたかを分析しましょう。

◎参考:企業研究のステップ

①自分が働くときに大切にしたいこと(企業選択の際の優先順位)を再確認→

仕事のやりがい?働きやすい職場?成長できる職場?長く勤務できること?
②①で確認したことを企業情報の指標に置き換えていくつかの企業を比較してみよう。→
表などを作って比較するとわかりやすい
③企業からの情報だけでなく客観的な事実も集めよう。→
経済誌や新聞の記事など。
→OB、OGの情報も出来る限り収集しよう。