就活の基本 ! ~②ビジネスマナー
マナーの基本は「相手を思いやる心」。円滑な人間関係を築くために重要なソーシャルスキルのひとつです。
ビジネスマンとしては、クライアント・社内の人間関係など、仕事を円滑に進めるためには円滑な人間関係が必須です。そのために、選考のポイントの1つとして「ビジネスマナー」があるのです。
また、ビジネスマナーを通じて判断される能力も多数あります。
代表的なものを3つ挙げましたので参考にしてください。
●状況認識力
「相手を思いやる」ためには「相手の状況・気持ち・意志」を正しく認識することが必要となります。
●分析力・判断力
相手の状況を認識した後には、どのような対応をとればいいのか、どのような情報を必要としているのか分析・そして最適な言動を選ぶことが必要となります。
●コミュニケーション能力
相手に自分の情報(相手が知りたい、知らせたい情報)を効果的に伝える能力が必要となります。これは、相手の話を聞く能力、正しく理解する能力も入ってくるでしょう。
●身だしなみのポイント
ビジネスマナーの1つ、身だしなみ。円滑な人間関係を気づくには不快感を持たせない服装・髪型が必要です。
ある心理学の研究で、人間の第一印象は最初の3秒~10秒で決定され、その後も60%の場合は変更されることがないという結果が出ています。その決定の判断基準は視覚が55%(表情・立ち振る舞い・服装・髪型)、聴覚が38%(話し方・声の抑揚・話のスピード)、話の内容や言葉使いは7%となっています。いかに視覚からの情報が重要かがわかります。
★ここが重要!
「清潔感のある服装・ヘアスタイル」が決めてです!
ヘアスタイルについては、男性であれば、えりあしやもみあげの長さ、女性は前髪の長さなどがポイントとなります。明るい茶色で染めている場合には、少し染め直したほうが良いでしょう。(ただし、真っ黒である必要はありません)
●言葉使いのポイント
まずは、尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けをしっかり確認しておきましょう。聴覚からの情報も大事です。その場に合った大きさの声で、明るく元気に、相手の目を見て話すことを心がけましょう。
★これはやめよう!
学生言葉 例)私的には~・~じゃないですかぁ・~ぽい
カタカナ語 - 日本語と英語が混ざる(履歴書で注意)
あいまいな言葉 例)一応~でした。・まあ~・別に~
語尾を延ばす
●Eメールを書くときのポイント
企業への最初のコンタクトがEメールとなるケースが多いですが、みなさんのメールのマナーはどうでしょう?
人事担当者は毎日数十通、数百通のメールを学生から受け取ります。その中で確実に相手に見てもらい、好印象を伝え、連絡が取れるにはきちんとしたマナーでメールを送ることが大事です。
★ここが重要!
携帯からではなく、PCから送る
担当者が「誰から、どんな用件のメール」か一目でわかるように件名をきちんと書きましょう。(例)「会社説明会について」「応募書類について」など
内容も分かり易く簡潔に!改行を適宜おこうなうと相手にも見やすいメールとなります。
※手紙と異なり、時候の挨拶や頭語(拝啓など)などは必要ありません。
最後に署名を書く。(氏名・学校名・住所・電話番号・携帯番号・メールアドレス)
送受信したメールの管理はきちんとしておきましょう。
●電話をかけるときのポイント
相手の都合を考えて、短時間で明確に用件を伝えることが重要です。用件を事前にまとめておくことで、あわてず必要事項を簡潔に伝えることが出来ます。
★ここが重要!
始業・就業時間、昼食時は避ける。
「誰宛の電話か」明確にし、自分の氏名、大学名を伝える。
相手の都合を確認する。「今お時間いただいても大丈夫でしょうか?」「お忙しいようでしたら、ご都合のよろしい時間にかけなおし致します。」など
要件は簡潔に伝える。
面接日や選考会の日程、連絡先などは最後に必ず復唱して確認をする。
お礼を忘れずに伝え、相手が受話器をおろしてから、自分が電話を切る。(先に電話切るのは失礼に当たります)