学生さんのお悩みに答えますVol.4(面接対策編)
帰国GO.comの鈴木です。
皆さんのお悩みについて私が回答する特集第四回目のテーマは「面接対策」です。
就職カウンセリングでも「面接」に関する相談はとても多いです。エントリーシートや履歴書と違い事前に準備していたとしても、本番いざ企業の方を目の前にすると、緊張して言葉が上手く出てこなくなった経験があった人もいるかと思いますが、面接もポイントを掴み、練習を行い慣れておくと本番でも上手くいくと思います。面接に自信がない方、是非積極的に帰国GO.comの模擬面接を利用して自信を付けましょう!
【お悩みテーマ:面接で上手くいくには】
(学生Fさん)就職活動を始めたばかりで、ボストンキャリアフォーラムで人生初の面接を行うのですが、面接に備えて気をつけなければいけないポイントを教えて下さい。
(鈴木)面接の内容ももちろん大事ですが、まず面接に入る前から勝負は始まっています。
一番大事なことは当たり前ですが「時間の厳守!」。余裕を持って面接会場に向かったとしても交通機関の遅れでどうしても遅れる場合は遅れると分かった段階で連絡を行いましょう。企業の方も仕事で忙しい中、採用活動に時間を割いているため、あなたの遅れによりその後のスケジュールの予定が変更になるのです。到着したら、まず第一に丁寧な謝罪の言葉を伝えましょう。
その次に「髪型、服装」です。第一印象というのは人へ与えるあなたのイメージとしてとても大事です。清潔な印象を与えるように髪形、服装には気を付けて面接に臨みましょう。
そして「姿勢、話し方(声のトーン)、視線」です。例えば、どんなに素晴らしい話をしていても、声のトーンが弱いと自信無さそうに聞こえ、内容への信頼性を低く感じてしまいます。また、模擬面接を行っていてよく指摘を行なうのですが、体が前後に揺れる、話しながら視線があちこち彷徨うといった行為も、印象が悪くなります。
最後ですが、「言葉のキャッチボール」に気を付けること。模擬面接を行っていても、質問された内容と回答が全く違うものになることがよくあります。質問された内容をきちんと頭の中で復唱し、その質問に対する答えを話しましょう。考えていて質問内容を忘れてしまった場合は再度問うても問題ありません。
恥ずかしいと思いますが、鏡を見ながら話す練習を行ったり、帰国GO.comのキャリアカウンセラーと模擬面接を行い、面接で気を付けること(話し方、視線、姿勢など)を事前にチェックし、面接に臨んで下さい!
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(学生Eさん)面接に備えてどのような準備を行えばよいのでしょうか
(鈴木)履歴書やエントリーシートを記載する際と同じく大きく分けて2つ準備しましょう。
1つ目はご自身についての準備です。「なぜ留学したのか」「なぜこの専攻を選んだのか」「強み、弱み」「今までの成功体験、失敗体験」などよく聞かれる質問については必ず準備をしましょう。回答を行なう際には、その回答を証明するエピソードがあると面接官はあなたの話の内容がよく伝わります。
2つ目は志望理由の準備です。「なぜ、その企業を志望するのか」「どのような仕事をしたいのか」について相手が納得できる強い理由を準備しましょう。
よく私は就職カウンセリングで学生さんへ話していますが、「なぜ、なぜ、なぜ」と最低3回ご自身に問い掛け答えを導き出しておきましょう。一つのテーマに対して「なぜ、○○○なの?」「じゃあ、なぜそう思ったの?」というように深く突っ込んで質問されることもありますので、しっかりご自身の中で明確な答え、自信を持って答えられる答えを準備しておきましょう。
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(学生Nさん)就職活動で名刺を準備する人もいると聞いていますが、面接の際に面接官へ自身の名刺を渡したほうがよいのでしょうか。
(鈴木)最近「面接の際に名刺は必要ですか?」という質問をよく聞きますが、面接の際には不要です。社会人の転職での面接においても面接官へ名刺を渡すことはありません。皆さんにとっては履歴書やエントリーシートが皆さんの名刺になりますので、そちら作成に注力しましょう。なお、就職フェアなどで知り合った学生さんへ連絡先として渡すのに名刺は便利ですので、学生さん同士のネットワーク作りのために使うことは有効だと思います。
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(学生Yさん)よく最後に「何か質問はありませんか。」と聞かれますが、どのような質問を行えばよいのでしょうか。
(鈴木)会社情報や企業のHPには載っていないことで知りたいこと、より深く知りたいことを事前にまとめておき、面接時に質問できるように準備しておきましょう。ご自身が会社を決める際の軸としていることに関して深く質問を行うのもよいかと思います。以前、カウンセリングを行なった学生さんは、採用の方へ必ず同じ質問を行い、その回答で企業を選ぶ基準の一つとする方もいらっしゃいました。HP等で紹介できる情報は限りがありますので、ご自身が実際その企業で働くことをイメージし、疑問に思うこと、不安に思うことなどを質問としてきちんと準備しておきましょう。
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(学生Kさん)面接で他社の選考状況を聞かれた場合、どのように答えればよいでしょうか。
(鈴木)選考状況については正直に答えていいと思います。他業界の選考状況について説明する場合、その業界を志望する理由、あなたのやりたいことの間に矛盾がない説明をきちんと行なえれば問題ありません。例えば、製薬会社の面接を受けていて、他に商社やメーカーの選考が進んでいる場合、なぜ「商社なのか」「なぜメーカーなのか」、ご自身が製薬会社の面接で説明した将来やりたい目標などと、食い違いがないように説明できるように、想定される質問への準備をしっかり行いましょう。
前回の特集では、履歴書やエントリーシートを作成する際はその企業を志望する気持ちを高めて作成するようにと言及していますが、面接の際も同じです。その企業に入社したいという気持ちをご自身の中で高めて面接に臨みましょう。面接官によっては「他社の内定が先に出た場合、どうする?」や「今うちが内定出したら、就職活動を辞められる?」と答えにくい質問をする場合もあるかと思いますが、ご自身の気持ちに素直に答えましょう。入社したいというより強い気持ちがないと面接では、ちょっとした間や表情で面接官にはあなたの気持ちはすぐにばれてしまいます。質問への回答、気持ちの準備この2つをしっかり行い面接に臨みましょう!
第五回目のテーマは「就職活動に関する色々な疑問にお答えします」です。
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