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GCP通信 5月号『就活の基本!希望職種の意思表示について』

就職カウンセリングやエントリーシートへの記入についてのお問合せで、
学生の皆さんからよく質問されることをについてお答えします。

「日本企業へ応募する際に自分の志望する職種や仕事を主張しても良いのでしょう?」

最近では日本企業でも職種別採用をする企業も増えてはきていますが、
やはりまだ「事務系」「技術系」の2つのカテゴリ、あるいは「総合職」として、
職種を限定せずに採用をする企業もあり、入社してしばらくしてから、
本人の希望と適性によってどこの部署に配置するかが判断されます。
また、1つの部署に専属ということは少なく、その企業に勤める間に
いくつかの部署に配属されていくことも日本企業の特徴です。
企業との面接において、例えば「経理をやりたい」とはっきり伝えることは、
マイナスではなく、むしろ就職に対してのビジョンが明確で好感が持てます。

ただし、企業側の立場として心配されることは、企業の事情で本人の
希望通りに経理の部署に配属できなかった場合に、他の部署で力を発揮して
くれるだろうかと不安になる点でしょう。大学での専攻を生かしたいという
思いは当然ですが、組織においては誰もが希望する部署に配属され希望する
職種に就けるとは限りません。野球においても、いくらピッチャーがやりたく
ても、チームが勝つことを目的とし、キャッチャーとして適性があるとすれば、
自分の希望やバックグラウンドをあきらめてキャッチャーをやらざるを得ない
こともあるでしょう。

面接においては、どんな環境におかれてもその環境の中で力を発揮できる
柔軟性とやる気を見せることは必要だと思います。また、営業、生産管理、
人事など他の部署を経験してから経理担当となるというのも、色々な角度から
物事を見ることができるので、将来、その企業のマネジメントに携わっていく
際に、良い経験になると思います。何をやりたいかを明確に伝えると同時に、
どんな環境においても最善の努力をするという柔軟性を示すことが必要だと
思います。

(Revised on May, 2013)
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